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はじめに:財布の中身と、やっていることが噛み合っていない
会社役員をしています。財布にはクレジットカードが6枚入っていて、年会費を合計すると76,424円です。
その私が、2026年8月から無料のアンケートサイトを始めました。初日の報酬は32円でした。
年会費76,424円を払っている人間が、32円のために設問に答えている。我ながら噛み合っていないと思います。ただ、6枚のカードはどれも理由があって持っていて、どれも実際に使っています。この記事では、その6枚を「なぜ持っているのか」「誰に向くのか・向かないのか」まで含めて正直に書きます。
先に断っておくと、「絶対得」という言葉はこの記事には出てきません。カードの損得は使い方で決まるので、断定はできないからです。数字はすべて2026年8月31日に各社の公式ページで確認したものです。
6枚の年会費の内訳
| カード | 年会費(税込) |
|---|---|
| JALカードSuica CLUB-Aゴールド | 20,900円 |
| JRE CARD | 524円(初年度無料) |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス | 33,000円 |
| イオンゴールドカード | 0円 |
| PayPayカード ゴールド | 11,000円 |
| 合計 | 76,424円 |
1. JALカードSuica CLUB-Aゴールド(メインカード)
年会費20,900円。ショッピング100円につき1マイル。ゴールドはショッピングマイル・プレミアム(通常は有料オプション)が無料で自動付帯します。モバイルSuicaへのチャージは1.5%還元です。
私はJALで飛ぶことが多く、貯める先をマイルに一本化しています。電車もこれ1枚(Suica一体型)なので、日常の移動と出張と買い物が全部マイルに向かって流れる構造になっています。
- 向く人:JALに年に何度も乗る人。Suica圏で生活している人
- 向かない人:飛行機にほとんど乗らない人。この年会費はマイルで回収する前提の金額です
正直に書くと、このカードの価値は「JALにどれだけ乗るか」でほぼ決まります。乗らない年は、ただの重い年会費です。
公式:JALカードSuica(JAL公式)/JALカードSuica CLUB-Aゴールド(ビューカード公式)
2. JRE CARD(サブ・駅ビル用)
年会費524円、初年度無料。基本還元は0.5%と地味ですが、JRE CARD優待店(駅ビルなど)では最大3.5%になります。Suicaチャージは1.5%。
公式サイトに年会費の回収ラインが3パターン載っています。優待店で月平均1,500円、またはSuicaチャージ月平均3,000円、またはモバイルSuica定期券を年11,000円。どれか1つで年会費524円の元が取れる計算です。この「回収ラインを公式が自分で書いている」姿勢は好感が持てます。
- 向く人:駅ビルで買い物をする人。524円は6枚の中でいちばん軽い年会費です
- 向かない人:優待店もSuicaも使わない人。基本0.5%のカードとして持つ理由はありません
3. 楽天プレミアムカード(楽天市場用)
年会費11,000円。基本1%。プライオリティ・パス(海外空港ラウンジ)が年5回まで無料です。
ここは古い情報が多く出回っている部分なので、現行の仕組みを正確に書きます。楽天市場でのSPUは「楽天カード分+2倍」で、プレミアムカード独自の倍率上乗せは現在ありません。プレミアムの優遇は、特典分ポイントの月間獲得上限が5,000ポイント(一般カードは1,000ポイント)という「上限の差」です。「プレミアムだから倍率が高い」と書いてある記事を見かけたら、それは古い情報です。
- 向く人:楽天市場での購入額が大きく、月の特典ポイントが一般カードの上限1,000ポイントを超えてしまう人。海外に行く人
- 向かない人:楽天市場の利用が月数万円までの人。一般の楽天カード(年会費無料)で足ります
公式:楽天プレミアムカード(楽天カード公式)/SPUの条件(楽天市場公式)
4. セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス
年会費33,000円。ここも古い情報との差分が大きい1枚です。2025年8月4日の引き落とし分から、年会費は22,000円から33,000円に改定されました。いまだに22,000円と書いてあるまとめ記事が多く残っています。
ポイントは1,000円につき永久不滅ポイント2ポイント。プライオリティ・パスのプレステージ相当が無料付帯し、海外旅行保険は最高1億円(利用付帯の条件あり)です。
正直に書きます。私はこのカードの元が取れているとは言い切れません。年会費が1.5倍になった今、付帯サービスを使い倒せる人以外には勧めにくい金額になりました。私が持ち続けているのは、長く使ってきた履歴と付帯保険への保険的な安心料で、これは合理というより習慣です。
- 向く人:海外出張・旅行が多く、プライオリティ・パスと保険を実際に使う人
- 向かない人:それ以外のほぼ全員。33,000円は「なんとなく」で払う金額ではありません
5. イオンゴールドカード(年会費0円のゴールド)
年会費無料。ただし自分からは申し込めません。イオンカードを年間50万円(税込)以上使った人にインビテーションが来る仕組みで、集計期間は毎年1月11日〜翌年1月10日、条件達成の翌月に自動発行されます。国内主要空港のラウンジが年2回使えます。
6枚の中で唯一、年会費と引き換えの「維持コスト」がないカードです。
- 向く人:イオン系列で日常の買い物をしている人。50万円は食費・日用品で自然に届く金額です
- 向かない人:生活圏にイオンがない人。インビテーションの前提となる通常カードの利用実績が作れません
6. PayPayカード ゴールド(PayPay用)
年会費11,000円。基本1%、PayPayステップの条件達成で最大1.5%。
ここも2026年に入って仕組みが変わりました。旧「ゴールド+0.5%特典」は2026年6月2日から順次廃止され、年間100万円以上の利用で11,000ポイントが付与される「年間利用特典」に置き換わっています(適用は各会員の年会費支払月の1日から)。「ゴールドは常時+0.5%」と書いてある記事は更新が止まっています。
年間100万円使えば11,000ポイントで年会費と同額になる設計です。逆に言えば、100万円に届かない年は年会費が先に立ちます。
- 向く人:支払いをPayPayに寄せていて、年間100万円のラインを安定して超える人
- 向かない人:PayPayの利用が散発的な人。年会費無料の通常PayPayカードで十分です
まとめ:76,424円と32円のあいだ
6枚を並べ直すと、私のカード構成は「マイル(JAL)」「鉄道(JRE)」「楽天市場」「海外(セゾン)」「イオン」「PayPay」と、生活の決済経路ごとに1枚ずつ置いた形になっています。合理的に見えるかもしれませんが、セゾンの項で書いたとおり、全部が元を取れているわけではありません。
年会費76,424円は、私の生活の「固定費」です。一方でアンケートの32円は、何のコストもかけずに拾った「実測値」です。ポイ活を始めてわかったのは、金額の大小ではなく、自分が何にいくら払い、いくら受け取っているかを原文で確認する習慣のほうに価値があるということでした。カードの年会費も、この記事を書くために全部公式ページで確認し直して、初めて「33,000円に上がっていた」事実と正面から向き合いました。
カードを増やす前に、いま持っているカードの年会費を公式ページで確認し直すこと。この記事から持ち帰ってもらうものを1つ選ぶなら、それです。

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